自分のイヤなところ

私はADHDな所がある。多動はあまり目ただないタイプで、どちらかというと不注意が優勢だ。人に話しかけられても、自分がなにか没頭して作業していたり考え事をしていたりすると、人の話を全て聞き取ることができない。ひどいときは話しかけられていること自体気づかないのだ。これが一番困る不注意だ。
不注意傾向があっても学生のころは特に困らなかったけれど、社会人になって仕事をするようになってから散々な目にあった。「話しかけたのに無視する」「挨拶しても返事をしない」といろんな人に怒られ、そのたびに「周りに気を配っているつもりなのにどうして私は気づかないのだろう」と自分のふがいなさに涙したものだった。

一番厳しく怖かった上司からは「どうしてできないの?」「なんで?」と強く叱責された。それから数年たつというのに、今でもその時の上司の怒りにみちた表情や部屋の明るさなど鮮明に憶えている。上司の怒りは尤もなことで怒られて当然なのだけど、人としての不完全さをこれまでかというくらい突き付けられた気がして消えたくなった。そのあと逃げるように(いや、本当に逃げたのだ)その職場を退職してしまった。

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